農薬散布ドローンの中古購入は危険！？デメリットを解説

ドローンが農薬散布に活用されるケースが増えてきましたが、それに伴い中古の農薬散布ドローンもオークションサイトを中心に出品されるようになってきました。しかし結論として、中古で農薬散布用のドローンを購入するのは、さまざまなデメリットがあるため好ましくありません。本記事では中古で農薬散布用のドローンを購入するデメリットを中心にご紹介していきます。

農薬散布ドローン 中古購入のデメリット

結論として農薬散布ドローンの中古購入はおすすめできません。
具体的なデメリットとしては、故障や不具合が起きやすい、保証やサポートが適応されないケースが多い、正確なコンディションが不透明な、結果的に割高になる可能性がある点が挙げられます。
しかしこれらのデメリットは、全ての農薬散布ドローンに確実に当てはまるわけではありませんので、一般的なデメリットとして押さえておいてください。ここからはより詳細にデメリットについてご紹介していきます。

故障や不具合が起きやすい

農薬散布ドローンの中古購入のデメリット1つ目は、故障や不具合が起きやすい点が挙げられます。基本的に中古のドローンは、メーカーや販売店から一度は誰かの手に渡ったものです。また中古ドローンが市場に出回っているということは、そのドローンに何らかの懸念点があり引き渡したとも考えられます。
例えば故障してしまったケースや不具合が起きてしまったケースが考えられます。そうしたドローンがそのまま出品されているケース、もしくは修理後出品されているケースが想定されます。この場合、再度故障や不具合が起きる可能性が高く、思うように使用できない可能性が高まります。

正確なコンディションが不透明

中古ドローンの販売業者にもよりますが、正確なコンディションが不透明なのも事実です。実際に中古市場に出回っている商品は、虚偽のコンディションが記載されているケースも稀ですがあります。
例えば、複数回使用したドローンでも状態が良い場合には未使用と記載されていたり、使用した農薬が正確に記載されていないなどのケースが想定されます。実際中古で購入した場合、使用回数や使用した農薬などコンディションに関する事実確認は基本的に困難で、販売元を信じるしかありません。こうしたコンディションを正確に把握できないのも、中古ドローンのデメリットです。

保証やサポートが適応されないケースが多い

保証やサポートが適応されないケースが多いのもデメリットの1つです。メーカーや販売店から直接購入したドローンであれば、一般的に保証が適応されます。そのため新品で購入した場合であれば、仮に故障や不具合があった場合でも、無償で修理対応してくれるでしょう。
またドローンは比較的新しいツールとして活用されているため、使用に際してトラブルが生じたり、操作方法がわからないなどの問題が発生するケースもあります。その場合、新品で購入していればメーカーや販売店からサポートを受けながら、トラブルシューティングや操作方法を学べます。しかし中古の場合では、サポート対象外となり対応が難しいケースも出てきます。

結果的に割高になる可能性がある

上記で触れてきたように中古ドローンの場合、故障や不具合が起きやすい点、正確なコンディションが不透明な点、保証やサポートが適応されないケースが多い点などのデメリットが挙げられます。こうしたデメリットがあるため、結果的に修理代やメンテナンス費用がかさんでしまい、最悪の場合新たに購入する必要が出てしまうなど、結果的に割高になる可能性もあります。

改めて農薬散布ドローンの導入目的を考えよう

中古ドローンは安価に購入できるメリットがありますが、上記のように複数のデメリットが存在するのも事実です。それでも迷ってしまう場合には、改めて農薬散布ドローンの導入目的を考えてみましょう。仮に「壊れても良いからまず導入したい」「保証やサポートは不要」「割高になっても問題ない」といった場合には、中古での購入も1つの方法です。
しかし、多くの農家にとって農薬散布ドローンの導入目的は、農薬散布業務の削減や効率化、収穫量の増加、ムラのない農薬散布の実現、生産管理体制の構築などでしょう。こうした農薬散布ドローンの導入目的を踏まえると、やはり中古ドローンの購入は適していないと言えます。

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