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農業用ドローンの事例ドローンによる農薬・肥料散布でどれぐらい効率化できる??

ドローンによる農薬・肥料散布でどれぐらい効率化できる??

農業用ドローンの事例
2022.01.20

ドローン効率化

農業分野におけるドローンの活用は、農薬・肥料散布などの業務効率向上を実現し、省人化を期待できるとあって注目を集めています。そこで気になるのが、実際に農業でドローンを活用し農薬散布や肥料散布をした場合、どの程度効率化できるか、といった点です。本記事ではドローンでの農薬・肥料散布の現状、実際にどの程度効率化できるかを具体的な農薬・肥料散布できるドローンを例にしてご紹介していきます。

ドローンによる農薬・肥料散布の現状

農業分野のドローン活用で先駆けとなったのが、除草剤や殺菌殺虫剤をはじめとする農薬の散布用途です。ドローンは、従来農薬散布で使用されていた無人ペリコプターに比べ、小回りが効きピンポイントで農薬を散布できる点が特徴です。また無人ヘリコプターに比べ、コストパフォーマンスにも優れており、比較的小さな農家でも導入できるとあって注目を集めています。
しかし農薬散布に比べ、肥料散布用途ではまだまだ導入が進んでいないのが実情です。というのも農業用ドローンで肥料散布する場合、肥料を積載するドローンの積載量や、散布する面積あたりに必要なバッテリーが不十分とされるケースが多くあったためです。

ところが昨今は、肥料散布可能な積載量を満たし、バッテリー駆動時間や性能が向上したことから肥料散布用途でもドローンの活用が進められています。
その結果、一般的な個人の農家でも農薬散布に加え、現在は肥料散布も実用的に活用されています。また担い手・後継者不足や人員不足が課題となる農業を活性化させるために、協同組合や各企業、各自治体が主導となって、ドローンの実証実験や現場での活用が進められています。

ドローンで農薬・肥料散布した際の効率化

上記のように農薬散布用途で活用が進んでいるドローンですが、肥料散布でも活用が進められ、省人化や業務効率向上に貢献しています。そこで実際に農家がドローンの導入を検討する際に重要なのが、どの程度効率化できるのか、といった点です。一括りに効率化といってもさまざまな視点があり、例えば次のような効率化が挙げられます。

農薬・肥料散布する人員の効率化

ドローンでの農薬・肥料散布をした際に期待できるのが、人員不足が課題の農業における人員の効率化です。例えば、特定の面積と特定の時間で農薬・肥料散布し終えるには3人必要だった人員を、1人でまかなえるようになります。
また人間が農薬・肥料散布するには体力の消耗に伴い休憩が必要ですが、ドローンであればバッテリーが持つ限り継続的に散布可能です。さらに人間が散布する場合、ムラやばらつきが出てしまいます。その結果、後日ムラやばらつきを修正するために、農薬・肥料散布し直すケースもあります。
しかしドローンであれば、自動飛行や走行アシスト機能などのコンピュータ制御で、ムラやばらつきを抑えることが可能です。

農薬・肥料散布する散布面積の増加と時間の効率化

ドローンで農薬・肥料散布をした際、人間が散布するのに比べ散布面積を増加し、時間を効率化できます。例えば人間が散布する際には、特定の面積で1時間かかっていた農薬・肥料散布が、同じ時間で3倍の面積を終えられます。その結果、農薬・肥料散布面積の増加と時間の効率化を実現でき、圃場を拡大したり他の作業に時間を充てられます。

農薬・肥料散布状況を収集しデータ化・効率化

人員や散布面積、時間の効率化がドローンの農薬・肥料散布の代表的な効率化ですが、圃場の情報をデータ化し、他の圃場に活かしたり次年度にデータを活用することも可能です。例えば経験や憶測に頼っていた農薬・肥料散布がデータを基に散布できるようになれば、効率的な散布が可能になります。またデータ化しておくことで、後継者への共有もスムーズに行えます。

マゼックスのドローンで農薬・肥料散布した場合の効率化

具体的に面積当たりどれぐらい時短になるのかを、農業用ドローンを中心にご提供しているマゼックスの農業用農薬散布ドローン「飛助MG/DX」を例にご紹介していきます。

農薬・肥料散布に適したドローン「飛助MG/DX」

飛助MG/DX
「飛助MG/DX」は、特許取得済みの農林水産航空協会認定機種で、国内の圃場であればどこでも活用できる農薬・肥料散布に適したドローンです。
また「飛助MG/DX」は、時速15kmで幅4mを散布できるため、10aを1分程で散布可能となり散布効率向上に貢献します。次の圃場へそのまま移動して作業できるので、人力で散布するよりも作業時間を1/5短縮でき、圃場ごとの洗浄も不要です。

さらにドローンで使用する農薬の希釈濃度は8倍なので、水を準備する時間も大きく削減でき、作業終了後の洗浄作業も容易です。
実際に導入する際の費用面としては、総面積が8~10ha以上散布する方は10L機の「飛助MG/DX」がコストパフォーマンスに優れています。
それ以下の面積の場合は5L機である「飛助mini」がコストパフォーマンス良くご使用いただけます。

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