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農業用ドローンの事例マルチコプターによる農薬散布は日本の圃場に適したマゼックスがおすすめ

マルチコプターによる農薬散布は日本の圃場に適したマゼックスがおすすめ

農業用ドローンの事例
2022.07.14

マルチコプターによる農薬散布は日本の圃場に適したマゼックスがおすすめ
最近では農薬散布のために、マルチコプターが使用されるケースが増えてきました。元々農薬散布する際には、作業者に大きな負担がかかってしまう背負式噴霧機や、高額な委託費用がかかってしまう小型ヘリコプターでの散布が一般的でした。
しかしマルチコプターを活用した農薬散布は、作業者への負担や費用面の負担が軽減できるとあって、今後は多くの農家で活用が見込まれています。

マルチコプターとは?

そもそもマルチコプターとは、回転翼機に分類される航空機であるヘリコプターの一種です。マルチ(複数)の回転翼(ローター)によって飛行し、空撮や物資の移動などに用いられています。
また3つ以上の回転翼を搭載しており、回転翼を同時に回転させることで、飛行の際に安定感を高められる点がマルチコプターの特徴です。補足として回転翼が3枚の場合はトライコプター、4枚の場合はクアッドコプターと呼ばれます。
農業分野におけるマルチコプターは、農薬散布を中心に活用が進んでおり生育管理(センシング)や肥料、施肥、播種、農作物運搬、鳥獣害対策などに至るまで、幅広い用途が挙げられます。特に昨今は農作業における省力化や省人化、作業利率向上といった生産性向上につながる機器の活用が求められています。
その点、マルチコプターの活用は農業における多方面での生産性向上につながると期待されています。実際のところ、すでに多くの農家でマルチコプターが導入され、作業時間の削減をはじめ作業者の負担軽減、それに伴う収穫量アップにも貢献しています。

マルチコプターとドローンの違いとは?

農薬散布というと現在は時短や負担軽減のため、ドローンを活用した散布が一般化しています。本来ドローンとマルチコプターは、自立飛行できるか否かといった点で区別され、自立飛行できるのがドローン、自立飛行できないのがマルチコプターです。
しかし多くのメディアでは、ドローンとマルチコプターがイコールで表現されているケースも珍しくありません。それに伴いドローンとマルチコプターが同じものだと認識されているケースもあります。そのため農薬散布で自立飛行の有無を重要視する場合には、製品の自立飛行について確認するようにしましょう。

マルチコプターで農薬散布するメリットとは?

マルチコプターで農薬散布するメリットとは?
ドローン同様に農薬散布用途を中心として、農業での活用が進んでいるマルチコプターですが、具体的には次のようなメリットが挙げられます。ただし下記は、そのマルチコプターによって多少異なるケースもあるため、あくまでもマルチコプターの一般的なメリットである点に注意してください。

小回りが利きやすい

1つ目のメリットは、小回りが利きやすい点です。特に山間部の圃場では、不規則な形をしているケースも珍しくありません。そのため無人ヘリなど機体が大きな農薬散布機器では、小回りが利きにくく農薬散布しづらいデメリットがあります。一方でマルチコプターであれば比較的小型で小回りが利きやすいため、不規則な圃場でも狙った場所に的確に農薬散布しやすいといえます。

騒音が少ない

2つ目のメリットは、騒音が少ない点です。圃場の周辺に民家や商業施設などがある場合には、農薬散布の際に騒音によって住民や施設利用者との問題が発生するケースがあります。しかしマルチコプターであれば無人ヘリなどに比べ比較的、騒音が出にくいため、騒音に関する問題を抱えにくいといったメリットが挙げられます。

圃場への持ち運びがスムーズに行える

3つ目のメリットは、圃場への持ち運びがスムーズに行える点です。無人ヘリの場合、小さな機体でも一般的には1メートル以上になるため、持ち運びには軽トラックなどの運搬車両が欠かせません。しかしマルチコプターであれば、小さなものであれば数十センチ程度で、折りたためコンパクトにできる機体も販売されていますので、圃場への持ち運びがスムーズに行えます。

作業負担を軽減し時間短縮につながる

4つ目のメリットは、作業負担を軽減し時間短縮につながる点です。従来のように数十キロに及ぶ背負式噴霧機で農薬散布する場合には、作業者に大きな負担がかかります。特に高齢化が進んでいる農業において、この点は大きな課題です。
またその大きな負担に伴い、農薬散布できる圃場の面積にも限界があります。そのため作業負担を軽減し時間短縮につながる点が、マルチコプターを農薬散布に導入する一番のメリットと言えるでしょう。

マルチコプターで農薬散布する際に注意すべきこと

マルチコプターで農薬散布する際には、バッテリーやタンクの容量、圃場に適しているかといった点に注意しましょう。マルチコプターは小回りが利く反面、バッテリーやタンクの容量は無人ヘリなどに比べると小さくなります。
そのため、膨大な量の農薬散布には適していませんので、ご自身の圃場に適しているかをあらかじめ確認しましょう。しかし多くの比較的小規模な農家であれば、マルチコプターで十分に農薬散布できるケースも多いでしょう。

株式会社マゼックスでは、農薬散布ドローンをはじめ農業に活用できるドローンをご提供しています。また圃場のサイズに応じて積載可能な容量が異なるタイプのドローンをご用意しています。さらに手間と時間のかかるドローン活用に関する申請作業も軽減可能です。農薬散布用のドローンをお探しの場合には、ぜひマゼックスをご活用ください。