農業展示会に並べられている農薬散布ドローン。「ドローンのメリット」を100%理解している方は少ないと思います。理解ができていないと、農薬散布ドローンは本当に良いの?と感じるかと思います。そこで今回は、農薬散布ドローンのメリットを詳しくご説明致します。
目次
ドローンは産業ヘリと比較し軽量・コンパクトなので、1人で積み下ろしできます。また小回りが利くので中山間などの産業ヘリではできなかった10aの圃場でも散布が可能です。(10a≒1反)
バッテリーで飛行するので騒音も少なく、住宅付近でも早朝から飛行できます。
時速15kmで幅4mを散布するので、10aを1分程で散布することが可能です。そのまま次の圃場に移動して作業できるので、人力で散布するよりも作業時間を1/5短縮できます。
他にもドローンは圃場ごとの洗浄が必要なく、ドローンで使用する農薬の希釈濃度は8倍なので、水を準備する時間も大きく削減できます。また作業終了後の洗浄作業も非常に簡単です。
ドローンの使用後のお手入れはこちらから
実際に多くの方に喜ばれるメリットは薬剤の防除効果です。防除を委託してこんな経験はありませんでしたか?
・散布予定が春には決められて適期防除ができない。
・雨が降ると長期の延期になってしまう。
・害虫が発生し、一刻も早く防除したい。
そんな状況も農薬散布ドローンがあれば、いつでも好きな時に散布できるので作物の品質を保ちます。
ドローンを導入した米農家さんは、「暑い炎天下で動噴機械を背負いながら防除作業をするのはもう戻りたくない。今はドローンが無ければ仕事にならない。」などの感想もあります。
農薬散布ドローンの納入後の感想こちらから
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飛助DXを1年間使用した感想
高齢の方は、操作するのは難しそう。自動飛行は難しい。。と思われていますが、近年の猛暑で防除作業が一段と辛く、何とか改善できる方法はないのかと模索されているのが現状です。
そんな中若い生産者が、農薬散布ドローンを導入し周辺の圃場も散布することで地域の農業を支え、1年間の作業面積は50haにもなりました。
農薬散布ドローンは決して安いものではありません。しかし、農薬散布委託費用や作業効率化による人件費削減など見えないところで費用削減に貢献します。長期的活用を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
マゼックスの農薬散布ドローン【飛助】では散布性能を第一に考え、前後進で吐出を切替え降下気流(ダウンウォッシュ)で薬剤を逃がさない構造にして、産業ヘリと変わらない散布性能を実現し特許を取得しました。性能が良いほど、散布したいエリアを均一に噴霧し、薬剤効果やドリフトを低減することが可能です。
農薬散布ドローンは価格とプロペラ枚数だけで選んではいけません。この散布構造以外の4枚型ドローンはダウンウォッシュを全て利用できなく、一部薬剤が空中に舞いドリフトが発生したり、中央に薬剤が固まり収穫品質が低下した事例も発生しています。
自分の圃場にはどの容量が最適なのだろうか…と迷ったときは、以下の表を参考にしてください。作業面積に対しての推奨機械と並べて比較することでイメージしやすくしています。
総面積
3ha
10ha
15ha
50ha
トラクター
20馬力
50馬力
60馬力
100馬力
田植え機
4条
6条
8条
10条
コンバイン
2条
4条
5条
6条
ドローン
総散布面積が10haまでは、軽くて小回りの利く5Lドローンがオススメで、10~50haになるとさらにバッテリー交換や時間を効率化できる10L機を推奨します。16~20L機は重くて大きく、バッテリーも非常に高価になります。
ドローンはただ大容量を選択するのが良いのではなく、バッテリーの価格や維持費なども合わせて最適な機体を導入することで大きなコストカットにも繋がります。
総面積が8~10ha以上散布する方は10L機がオススメ!
それ以下の方は5L機がコスパ良く使用できます。
金銭的な面だけでなく、好きなタイミングで散布することにより作物の品質も安定します。
個人での購入が厳しい方は、共同でご購入頂いているお客様もおられます。
※あくまで近畿圏の一例なので各地域の委託費用を当てはめて計算してください。千円単位は切捨てしています。
ドローン納入実績について・ドローン保険について・年次点検内容について
マゼックスの農業用農薬散布ドローンとは・・
マゼックスの飛助シリーズがどれほど性能か、ぜひ他社製品と比較してください。機体だけでなく代行申請や保険などのアフターサポートも全てサービスしていますので大きく経費を抑えることが可能です。
マゼックスは、プロが求める散布性能の日本製農薬散布ドローンとして、国内メーカートップクラスの納入実績を誇り、2020年で1000台を超えました。日本全国に販売店が御座いますので、ぜひ一度、お問い合わせください。