電設用ドローンの事例産業用ドローンとは?現在注目を浴びている産業用ドローンについて解説

産業用ドローンとは?現在注目を浴びている産業用ドローンについて解説

電設用ドローンの事例
2018.05.30

「産業用ドローンとは、いったいどんなドローンなのだろう」と疑問に感じていませんか?ドローンが誕生するまでには、飛行機やヘリコプターなどがラジコンなどでマニアの方には親しまれていて、各ラジコン界には世界チャンピオンなどがおり、飛行の美しさや技などを競っています。それ以外にはあまり使用されることが少なく(もちろん仕事として使用していた方もおられましたが、、)一般的には趣味のものになっていました。しかし、ドローンという無人航空機が誕生し、あっという間にラジコンに無縁だった方にもその名が知れ渡りました。その中でも産業用ドローンが現在注目を浴びています。

今回は、産業用ドローンの基本的なことから、産業用ドローンに使用されている技術についてご紹介いたします。

 

ドローンの市場規模と日本のドローン事情について

現在、ドローンの市場規模約2000億円といわれていますが、将来的にはなんと14兆近い規模にまで向上することが見込まれている次世代機械です。ただし、日本はドローンに関しては少し遅れているところでもあります。ドローンによる事故や墜落事例などだけが大きくマスメディアに取り上げられることにより、世間的にドローンは危険なものとして考えられてしまっています。確かに現時点では全世界を調べても絶対に落ちないドローンはありません。それを人の上空を飛ばしたり、イベントの上空で飛ばしたり、飛行禁止区域の中を飛行したりとすることは非常に危険です。そのようなことが数件起きてしまうだけで、規制が厳しくなりドローンの開発企業にとっては身動きが取れなくなってしまい日本国内では発展がなかなかできませんでした。ただ、2018年から危険な場所での飛行は引き続き規制を行いますが、特に問題が発生しないような場所では緩和されるような傾向があります。これにより日本国内でも開発を行いやすい企業が増えてきてくるかと思います。

 

産業用ドローンとは?機体の性能と金額について

産業用ドローンとは、一般家庭では使用することはまず無縁である種類のドローンのことを指します。今後ビデオカメラや携帯で写真を撮るのではなくドローンで家族写真や風景を撮影したりするようになるかと思いますが、それらのほとんどは約10万円以下の機体で十分でしょう。今販売しているDJIのMAVIC AIRでさえも約10万円でありながら衝突防止センサーや4Kカメラなどが創部され安定性も全く問題がないといってもいいほど飛行性能が優れています。
ただし、この機体で撮影委託を受ける業者で使用するには性能や操縦性が不足します。機体を持ち運びしやすいようにコンパクトにして手軽なため、風などの自然環境の影響を受けやすくなってしまいします。また、操縦と撮影の動作を1人では行わなくてはいけないため撮影したい対象物を綺麗に撮影しながら飛行することは非常に難しくなります。一方で産業用ドローンは、一台の機体を2人で操作したり、ドローンの下に装置を取り付けて物を運搬したり、ある特殊な作業専用の為にドローンを導入したりします。産業用ドローンを導入することで人手不足を解消したり、作業効率を上げる事が可能になるため、労働者の負担軽減に役立っています。このように一般家庭で使用されるドローンと産業用ドローンの分かれどころは機体にもよりますが30万円が境目になるでしょう。

 

 

撮影といっても、高解像度のカメラを積載するだけでなく赤外線カメラを同時に積載して人や動物、異常などを発見するためにも使用されたりします。この赤外線カメラは驚く価格で、70万円~になっていますが実質作業で使用するにはこれ以上のカメラが必要になるそうです。。。このカメラを取り付けるドローンも高額な機体になりますので、1機使用するのにかなり高額になってしまいますね。それが事故にあってしまったらと考えるとゾッ。とします。。。。

 

産業用ドローンの技術進歩について

先程、「ドローンは落ちないことは無い。」とお話させて頂きましたが、あくまで可能性の話であり現時点では技術も大きく進歩しています。例えば、GPSの磁気ドリフトの影響による機体の暴走なども現在では起きないようにメーカーがプログラムの変更をおこなっております。また、危険な場合はGPSモードを中断して阻止するような安全機能が搭載されているものも多くもあります。ほかにはメインコンピューターがフライト中にダウンしてしまった場合は予備コンピューターが自動的に立ち上がり墜落を阻止します。この他にも送信機と機体の通信が途絶えた場合は自動で着陸したりなどの機能も現在では産業用ドローンには一般的に備えられていますので、墜落する確率は非常に低いと考えても問題ないかと思います。ほとんどの事故の原因はヒューマンエラーによるもので飛行経験が浅かったり、機体方向が分からない状態で飛行していたことによる事故発生です。いくらセンサーが備えられているといってもあくまで補助なので、飛行前の点検が大切です。また、一人で作業するのではなく2人以上で作業することが事故を未然に防ぐ対策になるでしょう。

 

まとめ

このように、産業用ドローンは日々進化しています。
まだドローンを触ったことが無い人は、アマゾンで売っている5000円頃の製品遊んでみてはいかがでしょうか。
もしかするとそれがきっかけでドローンという空飛ぶものにはまるといいですね。

 
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