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ドローンのノウハウドローンの自然災害対策とは?

ドローンの自然災害対策とは?

ドローンのノウハウ
2018.07.21

最近暑い日がかなり続いています、、大阪の地震から始まり、大雨それからこの酷暑です。大阪の地震では、弊社は東大阪に位置する為強くても震度5弱もしくは震度4程度でしたがそれでも驚きは隠せませんでした。最初はトラックが建物にぶつかったのかと思う音から1秒後ほどで大きく揺れました。ちょうどその時朝礼中でしたのですぐに避難することができましたが、もし作業に取り掛かっていれば怪我をしている者もいたかもしれません。人や物ともに被害はなかったので安心しましたが茨木市の方では1週間のガスが止まり、大阪市内は非常に深刻な被害がありました。
それからの5日連続の大雨でしたので被害拡大が懸念されていましたが、大阪方面では特に被害はありませんでした。しかし、中国四国地方がかなりの被害を被ったようです。弊社でも随時実施しているフライトテスト場が大雨の影響で水が流れ込み5m程度冠水しておりました。水を引くまでは2日程度で時間はかかりませんでしたが、それからのにおいや衛生面が非常に厳しかったです。今では綺麗になっていますが、次は連日の酷暑で社員はバテバテ状態になっています。

自然の力は脅威でこれだけ技術が発達している世の中でも自然の力にかなうことはできません。
そこで今回は、このような自然災害に対して、ドローンはどのような可能性があるのかを簡単にご紹介いたします

 

自然災害時に運搬ドローンとして活躍ができる!

 

先程お話させて頂いた通り、近年では自然災害が多発しているようにも見えます。これからも予期せぬ自然災害が発生するかもしれません。その中で災害が発生した後にどれだけ迅速に対応し、正確に救助活動、普及活動が行えるかが求められてくるかと思います。そこでドローンでは普及活動には中々用いられることは少ないかとは思いますが、救助活動や物資運搬には非常に適している機械だと考えています。

 

人間が生きていく中で非常に大切なものは「水」です。人間の体内にある水は体重のおよそ55~60%と言われています。体重50kgの人なら、約30リットルの水が体内にあることにな、その構成は約3分の2が細胞内液にあり4分の1が細胞間液、残りの12分の1が血漿(けっしょう)中にあり、これらの水は体のなかで重要な役割を果たしています。
災害が発生すると、清潔な飲料水を確保することが困難になります。そこで大型の運搬ドローンが威力を発揮します。

例えば大雨の影響で土砂崩れが起きるという災害発生により、孤立している集落があるとします。ヘリコプターがあり、救助物資や支援物資を運搬できれば一番いいのですが、他の地区へ出て行ってしまう場合は自分たちで物資を確保しなければいけません。そのような状況に大型の運搬ドローンがあれば、孤立している集落でも1日に何十リッターという飲料水を運搬することができます。その中に医療道具や食べ物も運べば、被災した多くの方が食糧不足から解放できる可能性があります。
その他に居場所は分かっているけど優先順位が後回しにされている救助者などにも必要な水や毛布、食物なども運搬することができます。このようにドローンを利用することで、屋上に取り残された人でも確実に救助できるという有効性があるかと私は考えています。

今までのドローンではデメリットがあった?!自然災害時に役立つ新しいドローンの開発へ

産業用ドローン(機種によって異なります)では、一日中飛行することも可能にしています。一回の運搬量が約15kgとわずか少量でもそれを一日中繰り返せば大きな容量になります。またドローンの操縦は一人でも可能なため、他の方は他の作業に集中して行うことも可能にします。

弊社では今新しい機構の操縦機を開発しており、今まで一人の操作でドローンを操縦してカメラ等で落下地点を確認して物資を落下することが一般的でしたが、デメリットが多くありました。
・画面上でしか障害物が確認できない。
・落下させるため物資が損傷してしまう。
・カメラでは遠近感が欠けている為安全の確保が難しい。

このデメリットを解消するために弊社では新たな新機構を開発しております。これらを使用することで、安全な作業を実現し丁寧な作業内容を実現することが可能です。現時点では詳細を記載することはできませんがもうしばらくで完成致しますのでもうしばらくお待ちください。(2018年10月時点で開発完了しました。)

 

まとめ

今、世間的にはドローンへの信頼性は非常に低い位置にあると推定されます。今まで数々の事故を実際に起こしてしまっているのでそう考えられることは仕方ない部分かとおもいます。
しかし今後必ずこの「ドローン」が大きな役目を果たし人間の補助を行うものに必ず当てはまってくるかと考えられます。

どのようなことでもそうですが、一番早い方法は「空の空間」を使うことです。
空には遮るものがありません。これから空の空間をもっと有効活用しなければ今の現状から変わることはない。と私は考えています。

 
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