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2021年05月06日
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農林水産省の農業用ドローン普及計画とは?


近年ドローンの発展はめざましく、農業や林業をはじめとした産業界での活躍が広まっています。人の手では時間がかかってしまう作業、人が立ち入るのは難しい場所の作業、人手不足の解消など、ドローンを活用することで解決する課題が多くあります。
それ以外にも今後、ドローンはあらゆる課題の解決に貢献すると期待されています。この背景にあるのが、農林水産省による農業用ドローン普及計画。今回は農業に焦点をあて、農林水産省による農業用ドローン普及計画について詳しくご紹介します。

[出典]農林水産省 農業用ドローンの普及に向けて(農業用ドローン普及計画)

農業用ドローン普及の基本的な考え方とは

ドローンは安定性の高い小型航空機であり、プラットフォームに合わせてさまざまな機能が開発されています。なかでもドローンの導入が拡大しているのが、農業分野です。
特に日本の農業界は、人手不足と担い手の高齢化問題を抱えています。農業従事者数は、毎年10万人ほど減少。そして少子高齢化も相まって、担い手の平均年齢は66.6歳かつ、65歳以上が全体の約7割を占めています。
今後これらの流れは、さらに著しくなると予想されているため、ドローンをはじめとした先端技術を導入する必要性が高まっているのです。その中でドローンを利用することで、時間と体力の消耗が大きい農薬散布や水稲などを効率的にこなせるようになります。
また農林水産省をはじめ関連機関や民間企業が協力し、農業用ドローンの技術向上や普及拡大に向けて動いています。その結果、農業用ドローンの機体登録数は平成29年3月〜平成30年12月末の間で6倍強に急増と、導入の動きが活発な状況にあります。

農業用ドローンの普及が期待される分野

農業用ドローンは、具体的にどのような農業分野での普及が期待されているのでしょうか。ここではドローンの普及が期待される、農業における8つの分野をご紹介します。
農薬散布
これまで人の手や無人ヘリコプターによって実施されてきた農薬散布ですが、ドローンを利用することで体力的負担の軽減だけでなく、効率アップやコスト削減効果にも期待できます。平成30年度の実績では、水稲を中心に約3.1万haでドローンによる農薬散布が実施されています。

肥料散布

中山間地域のように人の手による肥料散布が難しいほ場では、ドローンが活躍します。期待される効果は農薬散布と同様に、負担軽減や作業の効率化、コスト削減です。またドローンの空撮技術を用いることで、データに基づく肥料散布の精密性もアップします。

播種

ドローンを利用することで、直播による労力・コストの削減に期待ができます。さらに無人ヘリコプターや湛水直播機での作業が難しい中山間地域での、スムーズな播種が実現します。

受粉

りんごや日本なしをはじめとする農作物は、安定した生産のために人工授粉の欠かせない品種の1つです。これまではミツバチなどの訪花昆虫を用いた方法や、人の手による受粉方法がありましたが、作業時間と労力の消費が大きいことが課題でした。その中でミツバチに近い方法で空中から受粉させられるドローンは、果樹分野においても大きく期待されています。

農産物等運搬

ほ場から集荷場所など、収穫物の運搬も農作業の1つです。足腰や体力の衰えも大きい傾向にある高齢者が比較的多い農業界では、体力仕事である運搬作業は大きな問題となっています。そこでドローンを導入することで、機体を操作するだけで収穫物の自動運搬が可能です。これにより運搬作業の省力化が期待できます。

ほ場センシング

ほ場を空撮し画像分析することで、作物の育成状況た病害虫の発生などほ場や作物の状態が可視化できます。人工衛星よりも情報の取得が容易であり、これまで見回りや育成状況の確認に割いてきた時間を大幅に短縮できます。結果的に、品質や収穫量の向上も期待できるでしょう。

鳥獣被害対策

赤外線を搭載したドローンを飛行させることで、鳥獣の生息実態把握や、リアルタイムでの見回り・対策が可能です。鳥獣被害対策にかける時間を効率化することで、本来時間をかけるべき農作業に集中できます。
食と農業に係るバリューチェーンの構築に果たす役割など
平成30年6月に実施された「未来投資戦略2018」では、「2025年までに農業の担い手のほぼ全てがデータを活用した農業を実践」との目標が掲げられました。この目標を達成するには効率よくデータを収集する必要があり、そのためにはドローンの存在が欠かせません。今後は作業の省力化やコスト削減を実現するためだけでなく、こうしたデータ活用の面でもドローンの普及が期待されます。

まとめ

ドローンは、農業分野が抱えてきたさまざまな課題解決の糸口として期待されています。農林水産省はドローンの普及にあたり、補助金や助成金制度なども設けています。
農業の人手不足や高齢化問題は、今後も進んでいくだけでなく、すぐに改善するのは難しい課題です。そのためまずはドローンの導入をはじめとする機械化によって人間の作業を代替していくことが重要であり、その手段としてドローンは欠かせません。

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